路上で流出する油の流出事故は、今後普及される排水性舗装や河川への流出事故への速やかな対応等、緊急性と即応性そして速やかにして完全な処理が要求されます。
「アースクリーン」は、今まで数多くの実績を持ち、水源の油の除去や田園に流入した油の除去等を行ってきました。そこで、これらの実例を数値で確認する為に以下の様な実験をしました。
このデータが、これからの油の路上流出事故の参考になればと思います。
油分解洗浄剤「アースクリーン」の希釈水で油分の洗浄を行った際の自然界(河川等)での分散効果を確認します。
ディーゼルエンジンオイル 1リットル
アースクリーン 1リットル
20倍
濃度:ppm(mg/l) | 検体@ | 検体A | 検体B | 検体C | 検体D | 検体E |
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n-Hex値 (ノルマルヘキサン抽出物質) |
26,800 | 10,000 | 870 | 570 | 350 | 155 |
COD値 (化学的酸素要求量) |
5,340 | 1,910 | 240 | 110 | 57 | 25 |
BOD値 (生物化学的酸素要求量) |
6,320 | 2,250 | 250 | 120 | 46 | 20 |
アースクリーンは、水で希釈する事によりその分散効果を発揮します。希釈水は、河川水、海水、泥水、軟水、硬水を問いません。
グラフでもお判りの通り、洗浄後水を流せば流すほど、洗浄成分や油分は分散・希釈され、粒子間距離が拡大し油の物性を失わせるのです。
つまり、河川のように多量の水と洗浄水が出会う事によって分散化が促進され、最終的に微生物により分解(生分解)が行われます。
試験でもお判りの通り、原水BOD 6.320ppm、COD 5.340ppm、n-Hex 155ppmとなりましたが、河川水の場合はより多量の水で希釈されることから、検出不能と言う範囲まで下がってしまいます。
この事にから、数多くの実績にもありますように、河川での油紋の発生や油分の再浮上・再結合、これらの現象による固化等がおきないことが解かります。